マッサージの勉強・習う注意点

マッサージ

リラクゼーションで働く人や、リハビリ・整骨院・整体院で働く人で手技(マッサージなど)をどう勉強したら良いのか困っている人もいると思います。

どこの職場でも応用ができる様に、リラクゼーション(マッサージ屋)での技術の付け方・マッサージの勉強の方法についてご紹介します。

マッサージ店2店で10数名抱えて店長をし、指導していた私の個人的な考え方です。施術者にとって重要視しているポイントが違いますので、1つの参考程度にして下さい。

マッサージ理論か感覚か

スポーツなどでもありますが、【理論派と感覚派】で学び方が違います。【天才肌か秀才肌】かとも言われますね。

・マッサージにおける理論派は

「ココが硬いのは、アソコが硬いから。だからココを解す」と言う見方

・マッサージにおける感覚派は

「ココが硬い時は、アソコ緩めたらなんか良くなるよね」と言う見方

習う場面で見ると、「ココをこんな感じにしたら、解れるよ」が納得できるのが感覚派・「ココを緩めると、アソコにも連鎖する」などで納得するなら理論派です。

 

それぞれの得意な勉強方法が違ってきます。私の偏見になりますが特徴をまとめます

理論派の勉強

理論派の人は、「なぜそれをすれば良いのか?」を1つ1つ確かめながら身に付けるのに適しています。

その為技術をたくさん学ぶにも、身に付くのに時間がかかってしまいます。その代わり、身に付いた技術はしっかりした物なので最終的にはたくさん高いレベルで学べます。

更に理論を元にしていますので、理論を組み合わせて独自の施術を作り上げたり・アドリブでも高いレベルを発揮できます。

 

感覚派の勉強

感覚派の人は、「なぜそれをするのか?」を考えずに場数をこなすのが良いです。理論派と違い、学び習得するまでの時間が短いです。早く新しい技術を身につけれるので、たくさんの技術を一気に学ぶのに向いています。

しかし、理論を置いてけぼりにすると応用が利かなくなります。ある程度身に付いたら、なぜそれが良いのかを感覚で把握すると良いです。

理論は感覚派でも努力をすれば身につきます。感覚は努力では身に付きません。最終的に高いレベルの施術ができる可能性があるのは、感覚派の方です。

 

早熟な感覚派と大器晩成な理論派と言っても良いです。このタイプの違いは細かく言うと、どちらか?ではなく、どっちの要素の比率が大きいかです。

例えば私の場合は、【理論7:感覚3】くらいのタイプです。自身の比率を元に、どのマッサージの勉強・習う方法を多く入れるか?を考えると良いです。

 

マッサージ実技か座学か

マッサージの技術を付ける上で、実技を習うのか?座学で勉強するのか?どちらが良いのか考える人も居ると思います。コレは時期によって変わってくると思っています。

 

~半年まで

感覚派でも理論派でも、現場に立って約半年は素人感が抜けないです。なのでこの時期は、中途半端にならない様に実技経験をひたすら行なうべきです。

たまに要るのですが、勉強すごくして理論は立派なのにお客様からの満足度が低い人がいます。いくら理論が良くても、実行できる腕が無ければ無用の長物です。

 

半年~2年まで

カラダの動かし方も上手くなる経験半年を過ぎた時期で、勉強の仕方も変わってきます。基礎中の基礎は身に付いていますので、新しいコトを学んで質を上げるか?施術の幅を広げるか?を考えます。

感覚派は様々なマッサージ手技を学ぶと良いです。感覚派の人は、習ったらすぐにそれなりの質にできます。その状態で経験を積めば、新しい技術もすぐに慣れた手つきで行なえる様になります。

 

理論派の人は座学をすると良いです。最初は解剖学を学び、どこに筋肉や骨があるのか把握すると良いです。たくさんの技術を学んでも中途半端になります。この時期は今の手技の質を上げる為に、カラダの仕組みを学んだ方が良いです。

マッサージ手技の基本になる。圧迫法・揉捻法・揉捏法・伸張法などの理解力を上げるのも良いです。

 

2年目以降

ココから先は、2年目であろうが10年目であろうが差がありません。純粋にその人の技術の差しかありません。

最初にお伝えした、ご自身のタイプの比率にあわせてマッサージを勉強・習うと良いです。

理論派の人は新しい技術を少しずつ学んでいき、それぞれの理論から理解していくと良いです。

感覚派の人は今まで行なってきた手技を理解すると良いです。

 

マッサージを勉強する

理論派のベースになる勉強ですが、勉強する上でのポイントはたくさんあります。

まず勉強する分野ですが、解剖学・生理学・運動学・整形外科学です。マッサージ屋さんで働く上での優先順位で並べました。

 

解剖学の勉強法

解剖学はどこに何の組織があるのか?場所や構造を学ぶ分野です。

 

①最初はイラストや写真で骨格のイメージと大きな筋肉の形を覚えると良いです。筋肉の名称は同業者とのやり取りや、専門書を読むときしか使いません。お客様に還元できないので、最初はあまり気にしなくて良いです。

②手・足・頭以外の骨の立体的で詳しいイメージを覚えます中ぐらいの筋肉(腕やふくらはぎ)までの形を立体的に覚えると良いです。

ココまで来るとマッサージしてる時に、自分が触っている筋肉の形を理解しながらできる様になります。

③細かい骨や筋肉の形・腱と筋腹の境界を覚えます。関節の構造やその他の組織も学ぶと良いです。

 

生理学の勉強法

生理学はなぜ筋肉が緩むのか?などの仕組みを学ぶ分野になります。

生理学は自身が疑問に思ったことを調べる形が良いです。「筋肉や神経の仕組みをまず覚えるべき」との考え方がありますが、興味がないコトは身に付き辛い物です。

マッサージしている時に、子供の様になんでなんで病になり疑問を持つと良いです。

少なくとも「なぜ筋肉が緩むのか?」を勉強すると、1つ1つの手技の質が格段に上がりますので勉強した方が良いです。

 

運動学の勉強法

運動学は人間のカラダを動かす時に、どういう動きをしているのか?を学ぶ分野になります。

マッサージ屋さんには関係無さそうですが、学ぶと「なぜあそこが硬いと、ココも硬くなりやすいのか?」などが分かるので、効率よく揉む優先順位を決めることができます。

①まずは運動の方向を学ぶ。「ココの骨って動くの!?」と驚く方も多いです。

②肩関節から先、股関節から先 の関節の動き方を学ぶ。

③背骨(頭~骨盤)の動きの特徴を学ぶ

④ベクトルとトルクなど、力の向き方を覚える

⑤肩甲骨・仙腸関節の動きを学ぶ

 

本職が選ぶマッサージの本】からマッサージの勉強に役立つ本をご参考下さい。

マッサージを習う

感覚派にとっては実技が一番の上達への近道です。マッサージや手技のテクニックは無数にあり把握できません。タイ古式は1000種類・スイナは10000種類とも言われています。

なのでどの手技を学ぶのが良いのか?をご紹介できませんが、習う上でのポイントはあります。

 

指導者を選ぶ

あなたに技術を教えてくれる人は選ぶべきです。「天才肌は教えるのが下手」とは言いますが、私は相性の問題だと思います。感覚派が感覚派に感覚で伝えるとすんなり身に付いたりします。(私には理解できなくても)

教えて貰っている時に、その先生の説明が頭に入って気安いかどうかは大切なポイントになります。

 

基本的には先生を越えることはできません。自分の限界値になりますので、教えて貰う人は実際に技術や実績のある人にして下さい。弟子が師匠をこえるのは、新しいスタイルを作り出すからです。

新しいスタイルを作る土台でもあるので、指導者は選んだ方が良いです。

 

環境を選ぶ

セミナーなどの複数での勉強は、感覚派の人には向いていません。マンツーマンで学ぶ時に真価を発揮できます。できれば施術台の人・先生・自分の3人体制が良いです。

受けて・実践・第3者目線で見て体感することで理解し易くなります。

 

整体 スクール

まとめ

おそらくこの記事を読んでいるのは勤勉な施術者だと思います。具体的なマッサージの勉強法をお伝えしていませんが、なにか学んでいく上でのヒントになれば幸いです。

座学として勉強していくのなら、他の記事も参考にして頂けますといいかと思います。

人間は勉強する時に興味のあるコトはすんなり覚えれます。まずはご自身の興味のある分野から勉強されるのが良いと思います。例えば「肩こりをなんとかしたい」なら、肩周りの解剖学や運動学・マッサージ方を勉強・習うのが良いです。

その繰り返しで、様々な状態のお客様に対応できる様になるのがおすすめの勉強の流れです。

 

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