目次
内臓脂肪・皮下脂肪の違い
内臓脂肪と皮下脂肪は、付いてくる理由も違えば落とし方も違います。その前に知って頂きたいのは、脂肪はエネルギーを貯蔵した結果と言うコトです。生物は飢餓に備えて、エネルギーを蓄える必要があります。その為に皮下脂肪・内臓脂肪は付く様にできています。
《過食社会》
他の生物と違い人間は食べることに困るコトは少ないです。この為エネルギーが多すぎて、脂肪を多く身に付けています。日本人は元々、2食しか食べない習慣でした。明治維新の際に3食食べる文化が入り、今日の過食社会が始まっています。
内臓脂肪
・内臓周囲(腹筋よりも中)にある脂肪
・男性に付き易いと言われている
・血糖値を下げた結果の脂肪
・エネルギー源としての役割しかない
皮下脂肪
・皮膚の近く(腹筋よりも外)にある脂肪
・女性に付き易いと言われている
・運動で消化できなかった脂肪
・気温/外傷からの防御の為にも必要
内臓脂肪・皮下脂肪どちらが先?
優先的に落とすべきなのは、内臓脂肪です。皮下脂肪は多くても病気に繋がり辛いですが、内臓脂肪は重大な病気の原因になるからです。病気で死ぬ人の80%が、内臓脂肪などの肥満関係から来ていると言われています。
大切な家族と長く過ごす為にも、内臓脂肪は早く対処した方が良いです。
※健康に関わらず、見た目優先ならば皮下脂肪を優先するコトもあります。
内臓脂肪を落とすポイント
内臓脂肪を付けない
内臓脂肪は血糖値を急激に下げる際に、体内に取り込んだ糖質が中性脂肪になった物が多いです。つまり血糖値を急激に下げるコトを止めれば良いのです。
血糖値を急激に下げるのは、血糖値が急激に上がった物を抑える為です。血糖値が急激に上がる理由は、食事で糖質を摂り過ぎているからです。(正しくは高GI食品と言う、糖質の吸収のし易い食品)
日頃から低GI食品を選ぶ様にすれば、内臓脂肪も付き辛くなります。
内臓脂肪を落とすには
今ある内臓脂肪を落とすには、内臓代謝をあげる必要があります。内臓負担を減らすのが一番分かり易いと思います。
《内臓(消化器)負担を減らす》
・お酒を控える/毒物(添加物)を控える
・消化負担になる物を控える(脂・辛い・グルテン)
・血流を改善する
・お腹を温める
次に内臓自体の代謝量を増やすには、消化負担を減らす様に過ごしましょう。肉・魚・卵・乳製品を減らし、大豆・植物性発酵食品・果物・生野菜・海草を増やすと良いです。
特に晩御飯は8時以降は食べない様に気をつけ、上の食事内容を守って下さい。
痩せているのに内臓脂肪が多い理由
中には痩せているのに、内臓脂肪が多い人がいます。この人は典型的な食生活が原因の内臓脂肪です。
《脂肪が付いてから燃えるまで》
食事をする→血糖値が上がる ココで分岐
①急激に下げて内臓脂肪に→内臓を使い代謝
②余ったエネルギーが皮下脂肪に→運動して代謝
食生活が良くない人は、内臓脂肪が付くのが早いです。酵素面から見ると、内臓の代謝も悪いと言えます。だからいくら運動をしても、内臓脂肪は付いたままなのです。
皮下脂肪を落とすなら
皮下脂肪を落とす時は、脂肪を摂るのを減らすと良いです。皮下脂肪は脂肪・糖質・タンパク質が、余った際に身に付く脂肪です。糖質もですが、脂肪を減らす方が効果は出易いです。あとはどのダイエットの基本を守れば良いです。
運動をすれば更に早く
あとでご紹介しますダイエットの基本ですが、食事制限+運動が早く痩せれます。運動と言ってもたくさん種類が有りますが、おすすめなのはバックランジです。
ダイエットでおすすめな運動要素は《複合的な運動》《筋トレ》《ストレッチ》《大きな動き》《大きな筋肉》コレらを網羅しているのがバックランジです。
(このバックランジを更に効率よくした物がありますので、youtube投稿次第載せます)
食事制限 VS 運動
食事制限ダイエットと運動ダイエットどちらが良いか知っていますか?正解は食事制限です。
ダイエット=運動のイメージがある人には意外でしたね。コレは正式な実験データで、この様な数字の違いが出ました。
①食事制限+運動 体脂肪率2%↓
②食事制限のみ 体脂肪率1.8%↓
③運動のみ 体脂肪率1.2%↓
(長くなるので条件は割愛します)
「食べたい物は食べる分、運動でなんとかする」は効率がすごく悪いダイエット法です
太る理由はカロリー過多
《太るのはカロリー過多》
一日摂取カロリー(1日で食べたカロリー) ー 基礎代謝(勝手に消耗されるカロリー) - 運動代謝(カラダを動かして消耗するカロリー)
この数値が+であれば太ります。この数値がーであれば痩せます。
当院でもダイエットを簡単にする為に、カロリー計算はおすすめしていません。ですが、太る・痩せるメカニズムはこのルールから外れません。
痩せるのに必要な要素は3つしかありません。
《痩せる要素》
①食べるカロリーを減らす
②運動量を増やす
③基礎代謝を増やす