生理中は様々なおカラダの変化があるので、辛いですよね。そんな辛い時に「マッサージや整体を受けたい」ってなったら行っても良いです。
注意点やせっかくなら、生理痛を楽にするマッサージの選び方をご紹介します。
生理(月経)とは
女性は生まれたときに、卵巣の中に赤ちゃんをつくるのに必要な「卵胞」のもと(原子卵胞)を約200万個も持っています。そして思春期になって赤ちゃんができるカラダになると、女性ホルモンの働きにより一定のサイクルで、赤ちゃんをつくるのに必要な成熟した「卵胞」が、ひとつずつ排出されるようになります。これが「排卵」です。
排卵がおこると、赤ちゃんを育てる部屋にあたる子宮は、子宮の内側にある「子宮内膜」をフカフカに膨らませて、赤ちゃん(受精卵)を受け止める準備を始めます。生理前になると子宮内膜は約1cmほどまでに膨らみますが、妊娠がおこらない場合、新しい内膜がつくられやすいように古い内膜はこわされ、溶けて血液といっしょにはがれ落ちます。これが「生理」。【生理周期・期間や体の変化など、生理の仕組み-生理用品のソフィ】
女性のおカラダに負担が大きいこの時期なので慎重になると思います。生理中だからこそ整体・マッサージを受ける方が良い理由があります。
逆に生理中だから受けたらいけない理由はありません。
生理中に気をつけなければいけないコト
生理による出血
マッサージにしても、整体にしても血流が良くなります。その場では大丈夫ですが、後から血が多く出てくるコトもあります。コレは出血が増えている訳ではなく、子宮内に溜まっていた物が早く出てきているだけです。
血が多く出てきても、焦らずに様子を見て下さい。
全身がほぐれ辛い
こちらが大切なのですが、生理中は筋肉がほぐれ辛い状態にあります。せっかくカラダを癒そうとマッサージに行っても、いつもよりもカラダはほぐれません。
整体では筋肉の硬さは骨格矯正などに悪影響を与えます。骨格矯正が失敗する訳ではありませんが、効果が薄くなるコトは覚悟されている方が良いです。
生理中にマッサージを受けるなら
基本的にはどこに行っても問題はないのですが、せっかくならば生理痛を楽にできるマッサージをおすすめします。生理痛を楽にするには、DFLと言う筋膜の繋がりを応用した手技がおすすめです。
とは言え、その技術があるか?分からないと思いますのでポイントをまとめます。
- 足ツボマッサージ・リフレクソロジーを受ける。
ツボなどは信じない人も多いですが、全身の繋がりがあるのは科学的にも証明されています。西洋医学的にも行われている事です。
足ツボでは、生理に関わる筋肉を触る事が多いので楽になりやすいです。 - マッサージ店なら、下半身を多めでして貰う
生理痛に関わる筋肉はたくさんありますが、特に効果に期待できる物は下半身に多いです。なので下半身多めにすると、偶然でも生理痛に関係する場所をほぐして貰えます。
マッサージを受けた後に・・・
生理中にマッサージを受けると経血の量が増える事があります。これは出血量が増えている訳ではないのでご安心ください。
生理痛は整体でマシに?
生理中に整体・マッサージを受けて良いとして、生理痛や生理不順が整体でマシになるって知ってましたか?
生理期間中の症状は、子宮内膜を排出するため、プロスタグランジンの分泌が増えて子宮が収縮するのが原因の1つとされています。またホルモンバランスが崩れるので、血流の低下など全身の症状に繋がるわけです。
整体の中には、女性器に影響を与える筋肉・骨格を調整する物もあります。
整体は生理中でも通うべき
整体の場合は細胞の再生速度なども考えて、来院周期が考えられています。いくら生理中で効果が薄くなるとはいえ、整体に行くべき時にいかないともっと悪いです。せっかく良くなってきていた物が、元通りの症状に戻ってしまうコトもあります。
【生理中と伝えるべき?】
マッサージ店や歴の短い施術者の場合は、無理矢理ほぐされない様に前もって伝えておくと良いです。
熟練の施術者は、生理中だと言われなくてもカラダを触ればわかります。わざわざ伝え辛い気持ちを我慢してまで、伝える必要はありません。
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